EH500

 

試作車

901 

 

1次車

   

 

2次車

 

4  5  6  7  8 

9 

 

3次車 

10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
40 41 42 43 44 45 46 47 48 49
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
60 61 62              
                   

 

 

 概要

 

本形式は、旧・日本国有鉄道(国鉄)時代に製造され東海道本線で使用されたEH10形電気機関車以来となる2車体連結・主電動機軸8軸使用のH級機である。

従来、首都圏- 函館・五稜郭駅間は 直流機 - 交流機(重連または単機)- 青函用交流機(重連)と機関車の付け替えがあり、到達時間にロスが生じていた。これを解消してJR貨物の保有機関車数を削減する目的とともに、東北地方のED75形電気機関車や、津軽海峡線のED79形電気機関車老朽取替え用として開発・製造されている。

 

・試作機

 

 

1997年東芝府中工場で落成、1998年3月JR貨物に車籍編入し長町機関区(廃止)に新製配置され、各種試験に供された。
1999年8月、仙台総合鉄道部完成に伴い同所に転属する。
クリーム色の前面帯は正面窓直下、形式番号表示部にあり、幅は量産車に比べ細い。前照灯は正面下部に設置され、正面窓の傾斜角も量産車とは異なる。車体側面のルーバーは量産車に比べ小型で、採光窓は片側5組(×2車体)と量産車に比べ多い。

 

 

 ・1次車

2000年3月に製造された。901号機の試験成績を踏まえて製造された量産先行機である。
試作機では1基のみ搭載の主変圧器を各車体に1基、計2基搭載するなど内部機器配置の変更がなされた。車体側面のルーバーは天地寸法が拡大され、採光窓は片側2組(×2車体)となった。外部塗色は赤紫寄りに変更、前面帯は形式番号直下に移され、若干太くなった。

 

・2次車

2000年3月 - 2001年1月に製造された。
前照灯への着雪による照度低下の対策として、これを上方(前面帯部)に移設した。製造途中に愛称・ロゴマークが一般公募により決定され、以降の新製機は「ECO-POWER 金太郎」のロゴマークを車体側面に表示して出場した。

 

・3次車

2001年8月より製造中である。
車体塗色を明るめの赤に変更、運転台周りの黒色塗装は窓枠部のみに縮小、前面帯は側面に回りこまず、前照灯外縁で切れる。
製造途中より GPSアンテナ(列車位置検知装置)が追加装備され、既存機にも順次装備した。一部の車両は関門トンネル用としてJR貨物門司機関区に配置し、青函ATCは装備しない。

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