201系

 

 中央線快速

H編成

H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7

 

T編成

T101 T102 T103 T104 T105 T106 T107 T108 T109 T110 T111
T112 T113 T114 T115 T116 T117 T118 T119 T120 T121 T122
T123 T124 T125 T126 T127 T128 T129 T130 T131 T132 T133

 

 展望列車「四季彩」

W1

概要

国電として初の電機子チョッパ制御(サイリスタチョッパ制御)を採用し、電力回生ブレーキを装備した「省エネ電車」として設計・製造された。

主回路以外についても新機軸が多数導入され、試作車完成の段階では次世代標準型通勤形電車として鉄道業界などから大きな期待が寄せられた。だが、当時の国鉄の財政事情では電機子チョッパ制御器の製造コストの高さがネックとなり、最終的に中央・総武・京阪神緩行線の3線区に対して合計1,018両が新製投入されるにとどまった。

このため、その後の標準型通勤形電車は旧来の抵抗制御をベースとした界磁添加励磁制御方式を採用し、新開発のDT50系ボルスタレス台車と軽量ステンレス車体によって大幅な軽量化とコストダウンを実現した廉価な205系に移行した。

1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化後は、東日本旅客鉄道(JR東日本)に794両が、西日本旅客鉄道(JR西日本)には224両が継承された。

また、本系列には派生系列として千代田線直通用の地下鉄乗り入れ仕様でアルミ合金製車体を備える203系が存在する。

 

 

中央線快速用

10両貫通編成(T編成)と6両+4両の分割可能編成(H編成)の2種類の編成があり、青梅線・五日市線・八高線・富士急行線への乗り入れの関係で運用が分かれている。また、パンタグラフは中央本線高尾以西に存在する狭小限界トンネルに対応すべく、分割可能編成は国鉄末期よりPS21をPS24に交換、貫通編成はJR化後にシングルアーム式のPS35に交換されている。なお、一部の分割可能編成では霜取り用のパンタグラフを増設している。なお、T編成は2008年1月までに全車廃車されている。

 

2004年3月まで武蔵小金井電車区に所属していた編成は、分割可能編成・貫通編成とも白地赤文字の編成札を使用していたが、豊田電車区(2007年11月25日に豊田車両センターに改称)への移籍時に貫通編成のみ黄緑地白文字の編成札に交換した。

 

外観上は、10両運転時に両端に組成される先頭車両の運転席窓下部に電動幕式の大型列車種別表示器を備えている。一方、分割可能編成の通常中間に組成される先頭車には板式の種別表示枠が設置されており、自動解結装置(電気連結器)が装備されている。2007年11月時点では板式の種別表示枠が取り外されている先頭車も出現している(後述「置き換え」参照)。なお、種別表示枠は10両運転時に両端に組成される先頭車両にも列車種別表示器への取り替え前まで全編成に装備されていた。それ以前にも1987年3月〜4月の国鉄分割民営化前後にヘッドマーク掲出スペースを新設し、分割民営化を告知する特製のヘッドマークを掲出して運転していた。

 

 

展望型電車「四季彩」

JR東日本では、青梅線沿線のイメージアップを目的に豊田電車区で訓練車として使用されていた4両編成1本(クハ201-134+モハ201-263+モハ200-263+クハ200-134)を展望型電車に改造し、愛称の通り1両ずつ春(桜)・夏(ひまわり、2004年7月よりレンゲショウマ)・秋(紅葉)・冬(雪)のデザインを施した。また、奥多摩向きのクハ200-134はすべての座席を川側に向け、その他の3両には川側にクロスシートを設置し、側面窓の一部も2段窓から固定式の1枚窓に変更された。2001年8月4日より運行を開始した。その後愛称の公募が行われ、同年11月23日に「四季彩」(しきさい)の愛称が付けられた。また、この編成は本系列の4両編成において唯一シングルアーム式パンタグラフを装備している。

 

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